人生最高の本、映画

 【中編】吉澤嘉代子の、一番大切にしている映画は?

2017.09.13

山口奈々子

山口奈々子(Editor)

今発売中の『東京グラフィティ8月号』から、ちょっとだけ中身をご紹介。

「私が出会った人生最高の本」では、シンガーソングライターの吉澤嘉代子さんをインタビュー。

ポップだけどちょっと懐かしい、今一番注目のアーティストである彼女が「一番大切」と語ったのは、かわいくも儚い短編アニメーションでした。
前編はこちら>>>

『ミトン』監督:ロマン・カチャーノフ/制作:1967年ソ連

<ストーリー>
ある冬の日のこと。女の子が窓の外を見ていると、子供たちが犬と遊んでいます。羨ましくなった女の子は、友達の子犬を貰ってこようとしますが、お母さんは大反対。女の子はしょんぼりして、手袋を子犬に見立てて遊び始めます。すると、手袋は子犬に変身して…。


ー印象的なシーンはありますか?

特に印象的だったのは、主人公の夢が覚めちゃうところ。後半で、主人公がミトンにミルクをあげているシーンがあるんですが、お母さんから見たらただの手袋をかわいがってるだけ。
主人公の見えている世界とお母さんまら見える世界が二重になって、二人の見えている世界の差に気づく瞬間が悲しい。

ミトンは本当にいたのか、それとも妄想だったのか…。どうなんでしょうね。
あえて答えるなら…、私はミトンはいたんじゃないかと思うんです。

この世って、見えているものと見えていないものがあって、両方実在してるんじゃないかな。
どの人の目線が世界のすべてなのかって言えないから、誰かがいたって言ったら、いることになると思うから。
 

子どもの頃って、妄想と現実が混ざることがある

子供の頃って、こうだったらいいなっていう妄想が現実と混ざっているようなところがあったと思うんです。
これって、「普通はこうだ」だとか、「社会の中ではこれが変」っていうのがない、完全なフラットな目線が子供にあるからじゃないですか。

けれど、社会の中ではおかしな人と思われるから、その目線を持ったまま大人になるのって苦労するんですよね。だから、そういうものを生きる術として忘れていくのは自然なことかなって。
だから、お母さんには見えなかったんだと思います。

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後編へ続く>>>
 

REPORTER'S COMMENT

最新曲がめっちゃかわいいんです。本当にかわいい。

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