特集:オープン“エロ”ガールズ

女子もエッチを発信! 〜オープン“エロ”ガールズ〜 ERO girl.02 鈴木涼美

2019.07.23 東京グラフィティ8月号(#157)

Sakurako.O

Sakurako.O(Editor)

作家、社会学者の鈴木涼美が語る、オープンな“エロ”LIFEについて。

「慶應でAV女優ってかっこよくない? 意外性があったらおもしろいかなって」

PROFILE

鈴木涼美(36)作家、社会学者
慶應義塾大学環境情報学部を卒業、東京大学大学院学際情報学府の修士課程を修了。
大学在学中にAVデビュー。2009年に日本経済新聞社に入社。
現在は作家や社会学者として活動する。

―AV業界に入った理由は?
 大学生の頃からキャバ嬢をやっていたので、わりと近い世界だったしそれなりに魅力的に見えたんですよね。AV業界で高みを目指そうとかではなく、性的なアイコンになる仕事に惹かれたんだと思います。
 女性って社会に出てもわりと外見的なところ に価値を見いだされることが多いけど、それって若干タブー視されてるじゃないですか。たとえばきれいな子の方が就活で有利とか、女体に値段をつけることって建前上はないことになっていますよね。でもAVは、そういう隠されているところが露骨に出ている。女子高生の頃は制服を着てるだけでチヤホヤされていたのに、 大学に入って普通に勉強していると、女としての楽しみをどこか忘れてる感じがして。それで女であることををフィーチャーしてくれるAV業界に興味を持ったのかもしれません。抱き合わせ商法じゃないけど、慶應でAV女優ってかっこよくない?ていうのもありました。もともと文学少女だったので、自分と親和性がない方向にいったらおもしろいかなっていうのは考えていましたね。

―現代社会ではエロにオープンな女性も増えていますよね。
 でも逆に男性は大変だなと思う。今は男性がエロを発信すると非常にリスキー。一歩表現を間違えただけですぐに「女性蔑視だ」って言われますよね。ヤレる女子大生ランキング?謝罪しろ、みたいな。男性からの目線に対して女性側が厳しくなっている。女を口説くにしても、叩かれて社会生命にまで関わるくらいなら、家でAV観てたほうがよっぽど安全ってなりますよね。エロに対する発信や行動のリスク的側面が強調されているから、代わりに女性がエロを発信する立場を担っているのかなって。 

―これだけは伝えたいと思うことは?
 AVのジャンルと同じだけ、女の種類もあるってこと。元AV女優だからエロいっていう人もいれば、逆にそれを言われると不快だって人もいる。男の人は女を3種類くらいだと思ってるかもしれないけど、たぶんその1500倍くらいはジャンルがある。たとえば女性差別をやめろみたいな運動もあれば、一方で最近の男は男らしくなくて不満っていう声もありますよね。それは同じ人が分裂病で言ってるわけじゃなくて、女性のジャンルによって世界のどの部分を見ているのかが違うということ。一つのジャンルとして理解しようとすると矛盾して破綻するんです。セクハラ問題だって、何もおやじたちは、不快な思いをさせたいと思ってる人ばかりじゃないんですよ。愚かな人間たちは自分の経験からしか学ばないから、誰かに言って喜ばれた経験が あればほかの人にも言ってしまうだけ。女だって、強引に誘われたいって言ってる子もイケメンに限るわけですよね。女に対してこういうことを言うのをやめましょうとか、こういうふうに振る舞いましょうとか、古臭いホットドッグ・プレス的価値観も、新しい男女同権的な価値観もあって。結局、男も女も女性を同じ種類だと考えすぎないことが大切だと思いますね。

(全文は本誌でチェック!)



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女子もエッチを発信!

feature.02 公園フリースタイル
公園で何してるんですか?SNAP!

feature.03 東京Chu!Chu!
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