特集:日韓LOVE&PEACE

「政治や歴史がカルチャーを作る」鳥居咲子

2019.11.26

Sakurako.O

Sakurako.O(Editor)

東京グラフィティがお届けする、日韓なかよし大特集!

PROFILE

鳥居咲子
韓国ヒップホップ・キュレーター
「BLOOMINT MUSIC」の運営者。執筆、ライブ主催、音源・MV制作サポート、メディア出演など多方面で活躍中。著書に『ヒップホップコリア』がある。

政治や歴史がカルチャーを作る

 韓国ヒップホップに特化したウェブメディアを立ち上げる前は、BIGBANGについてのブログを書いていました。当時はヒップホップなんて全然興味なくて、でもBIGBANGのメンバーのT.O.Pのラップを聴いてみたらめちゃくちゃかっこ良くて。音源を聴きたいけど日本にはCDがなかったので、韓国に行っては手当たり次第に買ってました。それから韓国ヒップホップのブログを書いたり、自分でライブを主催したり、日韓コラボ楽曲を手がけたり。

 日韓関係が悪化してた時期は、お互いの国でライブや曲のリリースが中止になったりもしたのですが、アーティストが嫌で取りやめたケースはほぼなくて。お互い心配し合って熱が収まるのを待った部分が大きいと思います。一部の人の声がすごく過剰に聞こえることが、すべて正解に見えてしまうのはよくないことですよね。

 私自身、韓国の歴史を学び始めたのは韓国ヒップホップに出会ってからなんですけど、私たち日本人は、もっと政治や歴史に興味を持ってほしいです。K-POPファンの中でも、好きが故に憎しみに転じることもあって。実は反日だったんだとか、歪んだ知識を間違って知って「あんなに好きだったのに許せない」みたいな憎悪に変わる人がいるんです。でも、その国のカルチャーを楽しむには、まず前提に政治や歴史の知識がないと誤った捉え方をしてしまう。背景を知れば全然理解できることだったりするので。よくカルチャーに政治を持ち込むなって言うじゃないですか。私はその考え方は間違っていると思ってて。政治への反発心や若者の情熱がカルチャーや芸術を作っている側面もあるので、カルチャーの表面だけじゃなくて、その国の社会や政治も一緒に知ってほしいなって思います。

 韓国のラッパーは大きな市民権を得ていて、街のあらゆるところでヒップホップが流れています。彼らは好青年が多くて、政治的な内容を発信するんですよ。コンシャスラップっていうんですけど。今後、日本にも社会問題や国の現状に対して問題提起するラッパーが増えるといいなって思います。

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