特集:日韓LOVE&PEACE

「尊重し合える熟年夫婦を目指して」金慶珠

2019.11.26 東京グラフィティ12月号(#159)特集

Sakurako.O

Sakurako.O(Editor)

東京グラフィティがお届けする、日韓なかよし大特集!

PROFILE

金慶珠 (52)
東海大教授、コメンテーター
韓国・ソウル出身。専門は社会言語学。東海大学教養学部国際学科で教授を務めるほか、テレビ、ラジオなど日本と韓国のメディアでも活躍。

尊重し合える熟年夫婦を目指して

 日韓は今やっと40代に差し掛かったくらいの、いわば中年夫婦。新婚の頃は、全部相手に合わせようとしたり、逆に激しくケンカをしたり。でも時間が経ってお互いのことがわかってくると、いたわりや理解、尊重の気持ちで向き合えるようになりますよね。そういう意味で、徐々に成熟した大人の関係に近づいてきていると思います。

 日韓の関係性はこの20年で大きく変化しました。急激に交流を深める中で、韓流ブームが巻き起こり、その反動として嫌韓論が出現。交流の深化のスピード感に抵抗や警戒を覚えるのはよくある話ですし、“嫌韓”も“反日”も、隣国として互いを強く意識していることの表れだとすれば自然な現象。だから私は今の日韓関係について、特に心配はしていません。

 ただ、政治的関係が悪化したとき、そこにメディアが便乗することで暴力的な言葉が許される社会的空気が漂うのがよくない。日韓が仲良くあることが大事なのではなく、お互いに対する差別や攻撃をなくすことが大事なんです。教養と品格を持ち、時には妥協し合いながら、寛容な姿勢で相手に接する。それだけで日韓関係は十分にうまく機能していくと思いますよ。

 日韓のケンカの仕方は、明らかに成熟してきたと思います。というのも、かつてと比べて文化や経済、人的交流が政治の影響を受けにくくなっている。たとえば韓国コスメやBTSなど、韓国で今何がはやっているかを私は学生に教えてもらっています。今の若い世代はネットを活用することで、自分の興味のある世界によりストレートに、かつ深く入りこんでいきますよね。身の回りのものを知識ではなく感性を通じて理解することができる。あの自由さがうらやましいし、やっぱり若者は日韓両国にとって未来の希望だなと思います。

 メディアについて言えば、日本でも韓国でも、こと日韓関係となると「善か悪か」「どちらの味方か」などバトルの構図での議論が延々と続いています。ちょっとずれたユニークな意見や判断があれば、新しい何かにつながるかもしれないのにと思っていて。また違った視点で日韓を見るようなことをやりたくて、私もYouTuberになろうかな、とかいろいろ考えていますよ(笑)。

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