おじいちゃんとおばあちゃんの幸せな一日

お店を営む夫婦が語る。一番幸せだった日の日記

 二人にとって、一番大切なのはやっぱりお客さま

2016.01.10

納谷憲幸

納谷憲幸(Editor)

鬼子母神西参道商店街「とんかつよしや」

『常連さんはお店の宝物』
2015年の10月1日。いつも来てくれる常連さんがお店に来てくれたんだ。常連さんが来ると、お茶を出してお料理を出して。お代をいただかずに食べて貰うの。こうやって顔を出してくれることがとっても嬉しいことだからね。よく会う人だから話す会話なんて、もうあんまりないだけどね。だからいつも冗談話して笑い合うんだけど、それがいいんだよね。なんていうか、いい関係なんだよ。  お店をやるのって大変。楽しいだけじゃあ商売やっていけないからね。でも、楽しみがないともっと大変。商売をしながら楽しめるのが一番いいんだ。話好きだから、話しててイヤだなーって思う人もいないの。僕にとってはお客さんと話すことが楽しみで、商売の活力。そうやって楽しみを見つけることが、長くお店をやる秘訣だね。
野口義 81歳

『遠方のお客さんが手紙をくれた』
012年の10月頃だったかしらね。鬼子母神社のお参りに千葉から来たお客さんが、うちのとんかつ屋に寄ってくれたのよ。うちのお店の売りは、脂っこくないとんかつ。叩いて柔らかくしたお肉をさっぱり揚げて提供しているのよ。それを気に入ってくれてね。初めてのお客さんだったんだけど、お料理がとってもおいしいっておっしゃっていただいたわ。それに、主人の接客をとても気に入ってくれて。お店で写真を撮ったりしてくれて、その日は帰ったのよね。  それから、しばらくした頃に知らない名前の人からお店にお手紙が届いたのよ。開いて読んでみたら、その時のお客さんだってすぐにわかったわ。手紙と一緒に写真も送ってくれて。今でもとても大切にしているの。長い間お店を営んできて良かったなぁって本当に思ったわ。

野口ヨシ 80歳

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