ネオ東京人

ちょっと新しくて、ちょっと変わった街の人のインタビュー。

【理由は悲しみ】お坊さんの私服がおしゃれなワケ

2017.07.04 生き様東京グラフィティ6月号(#144)

東京グラフィティ編集部

東京グラフィティ編集部(Editor)

雑誌「東京グラフィティ」の、ちょっと新しくてちょっと変わった人のインタビュー企画「ネオ東京人」

私服がすごいおしゃれなお坊さんに、なぜ、そんなにおしゃれなの?と聞いたら、その裏に、僧侶ならではの深い理由がありました。

【まずは法衣】

祥岳(81)僧侶 島根県出身
座右の銘:初心忘るべからず
好きな食べ物:甘いもの
嫌いな食べ物:お酒
得意技:ホーミーの発声

 私はもともと在家出身で、松江の食品工場で働いていて。でも、服飾デザイナーになる夢があって、伊東茂平の弟子になるか文化服装学院に入学したいと考えて、それで東京に出てきたんだよね。でも勉強するには資金が必要だから、それで商社で働いた。東北一帯を出張でずっと回ったね。

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 その頃、先輩に転職を打診されて、転職した先が宗務庁っていう、全国の宗門寺院を束ねる役所だったんだ。普通の会社だと思って面接に行ったら、みんな丸刈りなの。いやー驚いた。そして、職務の布教の旅で全国を巡回したの。そこで、さまざまな野仏の姿に出会い、誰がどんな願いと祈りを込めて彫ったんだろうって想像して、それで仏像が好きになった。そして40代の頃、推薦もあって佛道修行に入門して、僧侶になったんだ。

【こちらが私服】

 葬儀場では悲哀と憐れみの嗚咽を背中に受け止めて、参列者と同じ気持ちになるのね。だから、ときにはモノトーンの装束から解放されて、ラフなファッションで命のリフレッシュをすることも必要かなと思うね。
 夢は立派なお坊さんになること。毎日朝からお経を唱えて修行中の八十路だね。
(合掌)

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